次は戦場で会いましょう

かんがえたことを書き記す。

病み備忘録

病は、自分と戦う、ということ

風邪を引いた時のことをふと思い出した。ひどい熱が出た時、「今身体はウイルスと一生懸命戦ってるんだから、寝てなさい」と母親によく言われた。 横たわって熱さまシートを張る間、頭がぼうとして、身体が痛んだ。これが、病と戦っている証拠か、と内心頷い…

ゆるり、日常に差し迫る料理の神秘

「今日のこれ何?」「牛のしぐれ煮」わたしがこんな会話をする人間になるとは、1年前のわたしは夢にも思わなかっただろう。それも、「牛のしぐれ煮」と言う側に。 高校の頃、おにぎりパーティーをしようという提案があった。学校から一番近い好母ひおりの家…

心の健康と空き時間のはなし

休暇をもらってから1週間ほど経ちました。ごくごく最近になってようやく、「空き時間」というものが認識できるようになってきた。 と言うのも。これは自分の経験の話だけども、精神的に疲れている時、いわゆる病みかけている時というのは、「暇な時間」が一…

ひとつだけではないはなし

「病気になりました」という話をするにおいて、大切なことがひとつあると思っている。 それは、病気になったからと言って寝たきりになった訳じゃないし、病気になったからと言って毎日楽しくないことがないとも限らないという話だ。現に、記事を公開してすぐ…

道半ばの躓きに

驚いたことに、病み備忘録のときの病気が、再発してしまった。 いや、厳密に言えば、「ぶり返し」ではない。前とはまた違う環境になって、新しいこと、初めてのことが、津波のように、どおっと轟音を立てて流れ込んできた。わたしの周りにごたごたと物を置い…

引き返せなくなった日

前回までのあらすじ 出勤ガチャ失敗 さて、その翌日から、まさに戦いが始まりました。 電車との戦い。会社にいるという重圧そのものとの戦い。 信じられないかもしれませんが、本当に1時間その場にいるだけで倒れそうだったので、気を紛らわそうとPCも触るの…

はじめの一歩を踏み出せなかった日

11月の最後。休職が明けるまであと数時間。 ベッドの中で、「とりあえず会社に行こう」「とりあえず会社には行こう」とひたすらに念じていたのを覚えています。自分に目標を言い聞かせていました。 わたしの身体がどんな状態だったのか、詳しくは前々回の「…

この先、選んだ道を

本当は最後に書きたい話だったのですが、今書かないと忘れてしまうと思ったので書きます。この記事は、きっとわたしが全部を書き切った後に読むと、生きてくると思います。 片隅に、忘れない記憶。まだ覚えているうちに。 某日。午後、仕事に煮詰まってきた…

番外 深刻なうつ一歩手前の身体になった感想

「うつ病」と聞くと、皆さんはどんな状態を想像するでしょうか。 死にたいと思いながら身体を引きずって身を投げる光景でしょうか。この世のすべてに絶望して刃物を手首に刺すような光景でしょうか。無気力で地面に寝そべっている光景でしょうか。 それも、…

10月 決定的な日

さていくつか記事を書いてきましたが、わたしは正直自分が病んでいく様子を書きたくてこのブログを始めたのではありません。どうやって自分を立ち直らせていったのかを書きたいのです。 なので、もう率直に、何故病んだのかを言います。 ・周りからの監視の…

6月 予兆

仕事が落ち着いてきたので、更新を再開します。 5月に、上司に相談できない苦悩が積もり、6月になっても己を責め続けていました。 上司に声をかける、そんな簡単なことが、何故出来ないのかと。何故、声が出ないのかと。 この時の「何故」は、原因を探るため…

5月 言えない苦悩

初めから、本能的に「合わない」と感じていたのではないかと、今は考えたりします。 仕事内容自体は、苦ではありませんでした。電話のやり方にあまり慣れていなかったくらいで、そこに不満はありません。 お昼は直々に教えてくれる上司と、同じ会社から派遣…

4月

入社式、初日、至って順調でした。 同期との仲も良好で、上司とも程々の距離を保って接し、1ヶ月に1度の勉強会にも精力的に参加していました。 今でもよくお世話になる主任さんに、勉強会でこう言われたのを覚えてます。 「好母さんは文系だけど、この業種向…

就活の時期

私は、就活を始めるのがものすごく遅かったです。というか、興味が沸きませんでした。今でも学生さんと話をする機会がありますが、企業研究とかしてる子を見ると、素直にすごいなあと感心します。 就活当時、私は夏くらいにまともに腰を上げました。 私は文…

はじめに

ブログを立ち上げてみました。 元々長文を書くのが好きで、ツイッターの140字だと足りないことも多々あったので、こっちのが性に合ってるような気がします。 とは言いつつ、このブログを立ち上げたのには一応理由があります。 一番の理由は、「自分の体験を…