次は戦場で会いましょう

かんがえたことを書き記す。

風通しは勝手に良くならない。

仕事が忙しさのピークなので、ブログがついさぼりがちになってしまいました。すみません。あと二日くらいで落ち着くはずなので、頑張ります。

でも、「仕事が忙しい」のだけれど、不思議と、「仕事がつらい」「仕事がいや」とはあまり思わないのよね。それは、今一緒に仕事をしているひとたちが、わたしという人間としっかりコミュニケーションを取ろうとしてくれてるからだと思う。
かつてのわたしは、上司に質問することが出来なくて、遠慮して、落ち込んで、それで成果が出せなくて、怒られての無限ループだった。もちろん精神と体調が悪くなったのはそれだけのせいじゃないけど、今いる人たちは間違いなく、「質問しても大丈夫だと思える空気」をつくる努力をしている。


たとえば、分からないところがあったら、初歩的なことでもしっかり一から、嫌な顔をせずに教えてくれる。これに関しては前に「それって、すごいことだと思います」と言ったら、「だって、それも仕事だし」と返ってきたのが忘れられない。
そう、忘れてはいけないけど、仕事なのだ。人に仕事を教えるのは、仕事であって、ボランティアでもなんでもない。教える側がしっかりと教えられなかったら、それは、上の人の責任でもあるのだ。
現に、わたしが理解できないようだったら、今の職場の人たちは言い方を変えてわかりやすく教えようとしてくれる。これも、スキルで、努力だ、と思った。


昔のわたしは、そういうことが全然分からなかった。自分が理解できないのは、全部自分のせいだと思っていた。自分の頭が足りないからだと思って、自分を傷つけてばかりだった。
でも、それは違うのです。「分からない」ということは、どちらか一方が悪いわけではないのです。じゃあ、分かるためにはどうしたら良いか。じゃあ、どうしたら分かるようになるのか。必死に知恵とアイデアを絞って、「人に教え、教わる」スキルは、きっと上がっていく。


上司に教わるタイミングがひたすら分からなかった時代。お世話になった上司さんは、わたしの話を聴いて、こんなことを言いました。
「タイミングが分からないなら、タイミングをつくってやれば良いんだよ。たとえば、今から30分はひおりちゃんのための時間にするからって伝えておく。そうすれば、後腐れなくきけるでしょ?物事っていうのは、そうやって解決していくんだよ。悪いって責めてたって始まんないでしょ。そういうのは、上の人間が考えるんだよ」
とにかく自分が何とかしないと!と思っていたわたしは、目から鱗があふれ出したのをよく覚えています。
居心地の良い場所とは、自然とつくれるものじゃない。良くしようと思う気持ちと、具体的な考えと、行動の繰り返しがあって、初めて成り立つ。
これは、忘れてはいけないことのひとつです。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
「良い職場」は、「良い職場」にしようとした人たちの、汗と言葉の結晶だ。